高速道路で工事をおこなう際に、通行車両及び作業員の安全を確保するために様々な規制を実施します。ここでは、工事規制の手順や内容などについて紹介します。
規制の設置
高速道路上の情報板に工事規制情報を表示し、工事規制をお知らせする標識を路肩側へ設置します。次に、工事箇所手前に矢印板により車線を絞り込む「テーパー」を設置し、標識車を車線上に移動させます。その後、規制材運搬車によりラバーコーンを順に設置し、車線上に工事箇所を確保します。
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規制の撤去
規制材運搬車が工事規制内をバックし、ラバーコーンを回収していきます。次に、テーパーを作っていた矢印板を回収し、全車線が走行可能な状態に戻します。その後、規制材運搬車は次のICをUターンし、反対車線を走行、さらにUターンすることにより、工事規制箇所手前の標識を回収します。最後に、情報板の工事規制情報を消去し、工事規制作業が完了します。
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白線(中央破線)ギリギリまで工事が必要な舗装の打ち換えや伸縮装置の取替などをおこなう場合、工事箇所を確保するために白線をはみ出してラバーコーンを置く必要があります。この際、工事看板で幅員減少をお知らせし、通行の妨げにならないよう白線から少しはみ出して規制をおこないます。
短い区間で工事規制が接近する場合には、それぞれの工事規制が断続することにより車線変更などが増え、無理な追い越しや合流に伴う追突や接触による事故の要因となります。そのため、工事をおこなっていない箇所でも、安全のため連続して工事規制をおこなっています。
作業箇所の数キロ手前から、複数台の管理車両(黄パトなど)が全車線横一列に並び、時速10~20キロの低速で走行します。その前方の通行車両との速度差により、通行車両の無い時間帯を作り、全車線に渡る短時間の作業、本線を横断する作業を安全におこないます。
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※工事規制の手順などの説明文や動画などは、高速道路上で行われている規制作業を簡略化したものであり、規制標識や矢印板の枚数やデザインなど、実際とは異なります。また地域ごとや規制時間(夜間規制など)により異なる場合があります。